- HOME >
- 薬剤師のお仕事マニュアル >
- 薬事関連法規 >
- 夜間・休日開局の薬局について
夜間・休日開局の薬局について
生活スタイルが多様化した現在では、24時間利用できる店舗が様々に増えています。薬局もまた例外ではありません。
薬事法では22時から翌朝の6時までが深夜営業として規定されています。この時間帯は深夜加算として、保険の点数の加算の対象となっています。深夜の救急医療の確保が目的ですが、通常深夜営業を行っていない薬局が、急病などでやむを得ず調剤した場合にも加算が認められています。
また、薬事法において休日とは、12/29から1/3まで、及び日曜日・祝日で薬局が休日と定めた日と規定されていて、これらの日の開局も加算の対象となっています。
日本薬剤師会は「かかりつけ薬局」制度の定着と推進のために、各薬局に夜間・休日開局の対応の要請を出しています。しかしながら、現実には全ての薬局で完全に対応する事はむずかしく、様々な代替手段を講じているそうです。
深夜・休日勤務の人を確保する事が困難な場合、緊急時の連絡先電話番号を店舗外に掲示する事で、時間外でも調剤をする事が可能である事を提示しています。ほとんどの薬局がこの方法で時間外開局の要請に対応しています。また、地域の薬剤師会で輪番制を取る事により、当番の日のみ開局する対策を取っているエリアもあります。エリア毎に最低1件時間外対応している薬局があれば、とりあえずは急場をしのぐ事が可能となります。また、薬局と住居が同じ薬局の場合は、インターフォンや電話による呼び出しで時間外の対応を可能としています。この様に様々な手段で工夫を凝らし対応しています。
薬局はコンビニエンスストアなどと違って、薬剤師の資格を持った人を確保する必要があります。また、深夜なので防犯体制を強化する必要もあり、専用の窓口などの設置も求められます。これらの要因が重なって、夜間・休日の開局対応はなかなか容易には進んでいないのが現状です。しかしながら、セルフメディケーションが推奨される今後は、薬局の夜間・休日開局も一層必要性が増すと思われます。
カテゴリ一覧
- 医薬品について
- 業務について
- 経営・管理について
管理人について
薬剤師 転職に特化 人気の転職支援サービス特集
- マイナビ薬剤師の評判「面談に力を入れている」「親身なアドバイス」は本当か?
初めての転職、転職になれていない薬剤師が安心して転職に臨めるサービスが多く、調剤薬局求人に強い!薬剤師転職業界大手のマイナビ薬剤師って、どんな転職サイト?
>詳しく見る - ファルマスタッフの評判は「高時給 派遣 薬剤師求人に強い」以外もあった!
薬剤師求人は派遣も含めて最大級!?地域密着系の調剤薬局や管理薬剤師を希望する薬剤師にもマッチ!教育研修制度が充実のファルマスタッフについて色々調べました。
>詳しく見る - ジョブデポ薬剤師は大手企業求人や優良求人が多い!? その特徴とメリット・デメリット
大手の調剤薬局やドラッグストアチェーンの求人に強い。さらに薬剤師資格を活かす職種だけでなく、その他の職種も視野に入れた幅広い仕事を検討したい人にオススメ。ジョブデポ薬剤師とは、どんなサイトか。
>詳しく見る