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薬剤師の法律との付き合い方
薬剤師の大多数は、普段から法律のことを意識して働くようなことはあまりないかもしれません。それでも、薬剤師と法律は深い関係があります。薬剤師の資格は国家資格ですし、薬剤師の業務は自然と法律の影響を大きく受けることになります。
薬剤師に関する法律
薬剤師といえば、まずは「薬剤師法」が重要な法律として上がってきますね。
とはいえ、薬剤師法の条文を読んだりするようなことをする薬剤師はめったにいないのではないでしょうか。それでも、薬剤師のことを規定している法律ですから、目を通しておくに越したことはありません。
このほかにも、薬剤師の業務に関連する法律が2つあります。
「薬事法」と「医療法」ですね。これも目を通しておくに越したことはないものです。
また、特に薬局やドラッグストアに勤務、あるいは経営をする薬剤師の場合は
「薬局等構造設備規則」や「薬局及び一般販売業の薬剤師の員数を定める省令」等
も読んでおいたほうがよいでしょう。
注意しないといけないのは、法律というものはしょっちゅう改正が加えられるということです。それを考えると、年に1回は目を通すように習慣づけるほうが望ましいのかもしれません。
他にも、働き方によって重要性が上がってくる法律はいくつもあります。「健康保険法」・「老人保健法」・「学校保健法」・「食品衛生法」……etc.と、薬剤師とつながってくる法律はたくさん考えられます。
法律との付き合い方
薬剤師を取り巻く環境はこの10年に限定してふりかえってみても、大きな変化がありました。
薬剤師になるために、4年ではなく6年勉強する必要が生まれたこともよく考えてみればそんなに昔のことではありません。薬剤師に関する法律をチェックしておくことは、薬剤師としての働き方を見直すきっかけになるはずです。
これからの数年~数十年で、薬剤師の就業状況はどんどん変わっていくことでしょうが、その変化は、薬剤師に関する各法律の改正に大きく左右されるはずです。普段から法律の改正には敏感でいるほうがよいのではないでしょうか。
なお、薬剤師が法的に責任を問われることも、当然考えられます。薬剤師は重大な責任を果たさなくてはならない業務ですから、何らかのトラブルが発生すると、法律に基づいて責任を追及されることもあります。そのようなときのことを考えて普段から法律に親しくなっていくのもよいかもしれません
(もっとも、そもそもトラブルを起こさなければそのような事態にもなりませんから、日常の業務をしっかりと果たすことが最優先されるべきことなのですが……)。
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