1.   >  
  2.   >  
  3.   >  
  4. 病院薬剤師が留学するなら必ず得るべきスキルと経験

病院薬剤師が留学するなら必ず得るべきスキルと経験

病院薬剤師が留学するなら必ず得るべきスキルと経験この章では、留学を考える病院勤務の薬剤師が、「留学前」に得るべき薬剤師としてのスキルと経験、そして、「留学中」に得るべき薬剤師としてのスキルと経験について触れておきたいと思います。また、病院勤務の薬剤師であれば、留学経験を病院での薬局業務に役立てたいと考えていると思いますので、日本の病院→海外の病院→日本の病院というキャリアパスを前提にお話しします。

留学前

一にも二にも語学のスキルが必要です。薬剤師としての専門用語緊急時に飛び交う略語隠語なども、留学経験者に聞いたり、専門学校に通ったりして身につけておきたいところです。また、外国の病院で薬剤師として留学するには、当然ですが、その国の薬剤師免許が必要になります。

たとえば、勤務している日本の病院で、すでに外国の病院との間に交流があり、交換留学生として派遣させてもらえるというようなケースは話が早いのですが、単身海外に渡り、自力でその国の病院で受け入れてもらうというのは、かなり厳しい道のりでしょう。一般的には、薬学部のある大学に編入し、卒業してからようやく薬剤師免許を取る条件が整うわけです。

アメリカを例にあげれば、FPGEC Certificateを認めている州では外国薬学部卒業生が薬剤師試験をいきなり受けることができます。そうでない州では、ACPEによって認定された薬学部に編入し、Pharm.D.を取得して帰国する人や、そのまま現地の病院で勤務して経験を積んで帰国というパターンが比較的多い気がします。インターンについては、後の章で触れたいと思います。

留学中

海外では、薬剤師に日本では考えられないようなスキルや経験を要求します。たとえば、これはアメリカの一般的な病院の例ですが、日本のような細かな処方指示などというのはまずありません。普通は、医師からの医療指示箋を読み、薬剤に関係あるところを監査します。それから、点滴であれば、どんな注射溶媒に入れ、何時間点滴するかなど、患者の様態を見て「自分で」判断しなければなりません。つまり、薬剤師のスキルや経験によって、患者の治癒レベルがかなりの割合で左右されるということです。

また、ここで得るべきスキルや経験というのは、患者の様態はもちろん、文化、宗教、生活背景まで熟知して、一人ひとりのために適切な薬局サービスを提供することでしょう。これは、アメリカのTVドラマ「ER」などを見れば、ある程度現場の空気は理解できると思います。もちろん、実際の現場では、もっと多くの体力精神力ジレンマを抱えてやっています。しかし、ここで得た専門性や誇りは、暮らしや考え方が多様化した現代の日本の患者、また増え続ける外国人への応対にも必ず役に立つでしょう。

  • マイナビ薬剤師の評判「面談に力を入れている」「親身なアドバイス」は本当か?のサイトロゴ
    働き方が変わる キャリア面談が好評
    正社員もしくはパート・アルバイトなど、腰を落ち着けて働きたい人で、業種未経験、新卒で経験が浅いなどの理由から転職に不安がある人にオススメ。 書類の添削や面接、条件交渉など、転職活動に関する様々なサポートが受けられる。
  • 【発見】ファルマスタッフの評判は「高時給 派遣 薬剤師求人に強い」以外もあった!のサイトロゴ
    高時給の派遣求人が豊富
    派遣で働きたい薬剤師にオススメ。 それ以外でも、ブランクがあっても、グループ会社 日本調剤の教育ノウハウを生かしたスキルアップ・キャリアアップ支援サービスがあるので安心。今なら、日本調剤監修のオリジナル冊子「保険調剤テキスト」が無料でもらえる。
  • ジョブデポ薬剤師は大手企業求人や優良求人が多い!? その特徴とメリット・デメリットのサイトロゴ
    企業やドラッグストア求人も多い
    正社員もしくはパート・アルバイトなど、腰を落ち着けて働きたい薬剤師で、調剤薬局や病院以外の職場も視野にいれて働きたい人にオススメ。 大手や将来性、安定性のある会社の求人が多く、スピード感がある。

薬剤師の転職サイトについて、さらに詳しく比較したいかたは「薬剤師が選ぶ人気転職サイトBEST5」もご覧ください。

管理人について

現役薬剤師・エリコ

都内の調剤薬局に勤務中。

当サイトは、日々奮闘している薬剤師さんに代わって、すぐに役立つ薬剤師の情報やキャリアアップにつがなる情報、転職情報などを収集し、発信するサイトです。

※ 現在、記事作成を手伝っていただける在宅ライターを募集しております。詳細はこちらをご覧ください。

ファーマシストライフは"薬局アワード"を応援しています

みんなで選ぶ薬局アワード

主催:一般社団法人 薬局支援協会

TOPへ