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  4. 薬剤師向け転職サイトでよく聞く、非公開求人とは?

薬剤師向け転職サイトでよく聞く、非公開求人とは?

最近は大半の求人情報が非公開で、転職エージェントへの登録が前提となってますよね。

薬剤師の求人情報をもっと知りたいけれど、非公開求人も見るには登録が必要なのか…
そもそも公開求人と非公開求人って何が違うのだろう?

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転職エージェントのホームページを見ていて、こんな疑問を持ったことはありませんか。

 

今回は、薬剤師の誰もが転職時に感じる素朴な疑問である、

  • 公開求人と非公開求人の違い
  • 企業が非公開求人を選ぶ理由とその事例
  • 公開求人と非公開求人、それぞれのメリット・デメリット

をお伝えします。

公開求人と非公開求人の違いは?

公開求人とは、薬剤師の転職サイトや求人情報誌などに掲載されており、誰もが登録なしに閲覧することができる求人情報のことをいいます。

一方、非公開求人とは転職サイトに登録をすることで、初めて情報を見ることができる求人情報のことを言います。薬剤師向け転職サイトの非公開求人の中には、概要は公開していても、社名や詳しい勤務地は非公開にしているものもあります。

薬剤師向け転職サイトの非公開求人では、通常、専任のキャリアコンサルタントがつき、コンサルタント経由で詳しい求人情報が提供されます。

 

薬剤師の求人情報が非公開となる理由

薬剤師の転職サイトでは、その8割~9割が非公開求人となっているところも少なくありません。
なぜ、非公開求人はこんなにも多いのでしょうか。

企業が非公開で求人募集にするには、いくつか理由があるようです。

 

理由その1. 戦略的に重要なポジションに関わる薬剤師の募集のため

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新規事業や新規マーケット参入に向けたプロジェクトメンバーの募集や、マネジメント層の募集など、そのポジションが戦略的に重要な場合は、非公開求人として募集が行われます。

この場合は、例えば以下のようなケースが考えられます。

ケースA:新店舗での薬剤師の求人

全国的にコンビニエンスストアや調剤薬局は数が多いのが特徴です。
皆さんがお住まいの商店街にも数十メートル毎に調剤薬局があることでしょう。

調剤薬局の世界では競合が多いのは常識となっています。

新規クリニックと調剤薬局が同時オープンの時など、企業は新規事業を進めるにあたり、競合相手にバレないよう準備を進めていきたいこともあります。そういった場合は人材確保も極秘で行います。

つまり、転職エージェントには非公開求人で人材の募集を依頼するのです。

早いところだと1年前から、平均的にはオープンの半年前から水面下で求人を出し始めます。

ケースB:退職に伴う管理薬剤師の求人

マネジメントの立場である管理薬剤師の存在は大きなものです。

そんな管理薬剤師の退職により、周りの従業員が不安にならないようにするために、精神衛生上、非公開求人を出すことがあります。大々的に公開求人にすると退職者本人も周りも気まずいものです。

業務の引継ぎが必要となる1か月前に新しい管理薬剤師に入職してもらい、引継ぎが開始されると退職者も周りの従業員も気持ち穏やかなまま日常を送れるのです。

 

理由その2. 薬剤師の採用活動を効率的に進めるため

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大手企業・人気企業の場合、公開で募集をすると、応募が殺到してしまい、企業側ですべての選考を行なうとなると時間も費用もかかります。

また、いざ採用となった場合、実は応募資格を満たしていない…なんて応募者もいたりします。

コンサルタントを経由する非公開での募集なら、こうした企業と応募者のミスマッチを防ぐこともできます。

こういった理由で非公開求人として薬剤師の募集が行われることもあるのです。

企業が求人広告の掲載内容を練る時間がない場合にも利用されたりします。

ケースC:急募の薬剤師の求人

組織内の計画でなく、個人都合で薬剤師が退職した場合、内部からの異動で穴を埋めることができず、何社かの転職エージェントに依頼をかけることがあります。

特に管理薬剤師の急な退職は、薬局運営に関わってくる一大事ですので、企業は至急穴埋めをしないといけません。

このような案件は、求人広告を作る時間を省くため、非公開求人として好待遇&高給をエージェントに提示し、人材紹介を受けることがあります。

 

理由その3. 掲載料の支払いの仕組み上のため

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これはあまり大っぴらには言われていませんが、実は転職サイトによって公開求人と非公開求人では掲載料の仕組みに違いがあります。

そもそも転職サイトは求人を依頼する企業からの掲載料で運営されていますが、この掲載料の支払い方法が2パターンあるのです。

支払いパターンA: 月額固定費型

企業が転職エージェントに月額○○万円というように広告掲載の固定費を支払っているケースです。この場合、料金は掲載した段階で発生します。

支払いパターンB: 成功報酬型

企業は転職エージェントに求人を依頼しますが、その時点では支払っているお金はありません。
出来高制、要するに、成功報酬制をとっています。

この場合は、広告掲載した段階では費用は発生しませんが、転職エージェント経由で人を雇ったらその時点で費用が発生します。

 

2つの掲載料支払いパターンのうち、Bの『成功報酬型』で求人広告掲載をしている場合は、企業の詳しい求人情報は必然的に非公開となります。

なぜなら、転職エージェント側としては、非公開にしておかないと応募者が直接その企業に応募してしまう可能性があり、企業から成功報酬をもらえないリスクがあるからです。

 

このような事情があって薬剤師の求人は非公開になっていることが多いのですね。

 

転職する薬剤師にとっての公開求人と非公開求人のメリット・デメリット

では、転職を考える薬剤師側にとって、非公開求人を利用した方が得なのでしょうか。

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公開求人と非公開求人、それぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

 

公開求人のメリット・デメリットとは?

メリット

薬剤師にとって、公開求人のメリットといえば、転職サイトへの登録なしに応募できること。
そのため、煩わしい登録の手間はありませんし、企業名が分かるので、近所であれば応募前に気楽に見学にも行けます。

デメリット

反対に、しっかり勤務条件を話し合いたい薬剤師さんには公開求人は向きません。

もし、コンサルタントを介さず、雇い主と薬剤師の一対一の交渉で入職した場合は、「言った、言わない!」「条件と違う!」などトラブルが発生しても、仲介に入ってくれる人はいません。

 

非公開求人のメリットとデメリットとは?

メリット

非公開求人のメリットは、もちろん、公開されていないの求人情報を見ることができるということです。
中には、年収700万円台という高給な募集情報も少なくないようです。

給与に限らず、自宅からの距離、将来性、勤務時間など、いろいろな求人情報があるので、それだけ自分の希望条件にあった案件に巡り合う確率は高くなります

また、一度コンサルタントに相談をすると、希望条件に合う求人があれば次々と提案してもらえます。自分で探す時間がない人には時間の節約となるので、本当に助かりますよね。

デメリット

非公開求人のデメリットは、登録の手間コンサルタントとのやりとりの手間というところでしょうか。
これは求人を紹介してもらうために、ある程度は仕方のないことかと思います。

しかし、中にはコンサルタントとの相性が良くない事もあるようです。

押しの強い人、丁寧な人、マメな人、大雑把な人…コンサルタントにもいろんな人がいます。

人によっては、押しの強いコンサルタントに流されて、いつの間にか希望とは違う方向にいってしまったりすることもあるかもしれません。

転職サイトを利用する際には、自分の転職について、ある程度、希望や方向性を持っておくことをオススメします。

 

それでは、非公開求人にはどんなものがあるのでしょうか。実際に見ていきたいと思います。

実際の非公開求人をチェック!

非公開求人が多い転職サイトはジョブデポ薬剤師です。なんと、取扱い求人の75%が非公開となっています。

魅力的な非公開求人はたくさんありますが、その求人の一部をご紹介します。

世田谷区の年収800万円、マイカー通勤が可能な調剤薬局

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非公開求人ならではの年収800万円も可能な高給与求人です。

ファミリーに人気の高級住宅地、二子玉川駅から徒歩圏内の立地にある薬局で、マイカーでの通勤も可能です。連続休暇制度もあり、リフレッシュしながら働く事もできそうですね!

※参照:ジョブデポ薬剤師

 

北区の土日休みで年収850万円が可能な調剤薬局

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こちらの求人は年収上限がさらに高く、最高850万円も可能な給与設定になっています。

設備も万全の職場で、電子薬歴、自動分包機など便利なシステムを導入しています。

調剤未経験の薬剤師も募集しています。(もちろん、すぐに850万円とはいかないでしょうが)
今後の年収アップを目指して挑戦してみるのもいいかもしれませんね。

※参照:ジョブデポ薬剤師

 

おわりに

いかがでしたか。公開求人と非公開求人の違い、非公開求人にする理由、さらに薬剤師にとって、どちらもメリットとデメリットがあることがお分かり頂けたと思います。転職時に参考にしてみてくださいね。

公開求人と非公開求人の特徴を理解して、賢く転職活動を行おう!
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薬剤師の転職サイトについて、さらに詳しく比較したいかたは「薬剤師が選ぶ人気転職サイトBEST5」もご覧ください。

管理人について

現役薬剤師・エリコ

都内の調剤薬局に勤務中。

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