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海外でチャレンジしたい/薬剤師の語学留学
80-90年代前半、バブルや円高などの日本経済を背景に、語学留学する人達が目立っていた記憶があります。
でも、この10年くらいの間に、医師、看護師、薬剤師など医療関係の勉強で、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏内の国に留学するケースが多く見受けられるようになりました。
薬剤師の英語留学はおススメです
個人的には日本の薬剤師の英語留学は大賛成です。薬剤師が生きた英語を身につけることで、薬剤師としての仕事の幅が広がります。
英語を身につけることで得られるメリットはいくつかあります。
- 医薬に関する論文や報告が原文で読め、正確に内容を理解できる
- 英語で書かれている薬の説明書を翻訳できる(薬の効能・副作用を正確に伝えられる)
- 海外からの医薬品や医療機器の薬事申請業務が出来る
- ドラッグストアや病院で日本在住の外国人に対して対応できる
良く分かっていると思うアメリカでさえ、実際に住んでみると、テレビや映画、旅行で見聞きしたことや体験したことと随分違う事に遭遇することが多々あります。
高校や大学での留学と違い、一度社会へ出て仕事の経験とプライドをそれなりに持つ大人が実際にその国に住み、異国の文化に身を投じることは、最初はきついかもしれません。
まず、自分の意思を英語で自由に表現できないこと、100%英語の意味を理解できないことに、相当のフラストレーションを感じる人が多いかと思います。自分の言いたいことが英語である程度言えるようになることが大切です。
また、英語を勉強している間に、将来学位を取りたい人は、同時に現地で必要な情報もそろえることが出来ます。
あるいは、薬学の知識や経験により磨きをかけるために、実際の授業を聴講させてもらうことも可能です。
他の留学生との交流や人脈を増やすことも重要です。1-2年の英語留学の間に、自分にとって何が不足なのか、どこに力を入れるべきなのかも見えてきます。
英語留学は次へとつながります
また、留学は日本での生活・薬剤師の仕事について振り返る良いチャンスにもなります。
今度は米国の薬学部で勉強し、将来は米国でも薬剤師の免許を取得し、米国で薬剤師として働いてみたい、または日本へ帰ってきて先端をいっている臨床薬剤師としての道を切り開いていきたい、日本に住む外国人のために英語をツールして国際的な薬剤師を目指したいなど、次への目標へとつながっていくはずです。
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