杉林堅次先生インタビュー「薬剤師の今、そして未来」
- 第10回 生活に根差したこれからの薬剤師の仕事
シリーズ最終回は、これからの薬剤師の在り方について。病院や薬局など医療現場以外にも薬剤師が活躍できる場、活躍すべき場は実に多い。 ――昔から医食同源と言われるように、私も子育てを通じ「食」の重要性を実感しています。ただ、…
- 第9回 予防医学を踏まえた薬剤師のヘルスケア業務
厚生労働省によれば、2009年度の国民医療費(国民が1年間に使った医療費の総額)は国民所得の1割を超す36兆67億円。過去最高を記録した。 ――医療費が膨大な額となっていますが、薬剤師の方が医療費削減のための一端を担える…
- 第8回 介護難民の時代を支える薬剤師の存在
少子高齢化が進む中、ターミナルケアも含め薬剤師と介護の係わりがクローズアップされている。財政難を考えれば、介護施設という箱モノを増やすのには無理がある。介護保険制度による居宅療養管理指導は、要介護者宅を訪問し服薬指導や薬…
- 第7回 病院薬剤師に期待される新たな仕事 -薬剤師外来-
今までは、病院薬剤師の仕事は、外来患者さんの調剤を中心に、入院患者さんの調剤や病院内で使用する薬の調剤、さらには医薬品の管理でした。病棟に薬剤師が出向くというアメリカのクリニカル・ファーマシーというスタイルを取り入れたく…
- 第6回 子どもたちの未来を担う 学校薬剤師の仕事とは
未来を担う子どもたちと関わる学校薬剤師という仕事。学校教育法第12条によれば、「学校においては、別に法律で定めるところにより、幼児、児童、生徒、及び学生並びに職員の健康の保持増進を図るため、健康診断を行い、その他その保健…
- 第5回 調剤薬局の薬剤師が頭を抱えてい る?!一般名処方の現状
2012年4月の調剤報酬改定により、一般名処方が大幅に増加。薬剤師調査などを手掛けるネグジット総研によれば、約9割の調剤薬局が一般名処方を受け付けていることが明らかになった。 今回の改定でレセコンの仕様も大きく変わり、し…
- 第4回 国際化を視野に入れたこれからの薬剤師に必要なモノ
グローバル化する社会の中で、薬学界の国際化は遅れているのが現状。「まずは海外の現状を知ること」だと語る杉林博士。今回は、国際化を視野に入れたこれからの薬剤師に必要なモノについて杉林博士にお伺いします。 ――前回、まず「知…
- 第3回 このままでは危うい!?グローバル化できない日本の薬学界
前回、前々回と日本と海外の薬剤師事情についてお伝えしました。今回はグローバル化する社会の中で、薬学界の国際化がどの程度進んでいるのかについて杉林博士にお伺いします。 世界第3位の経済大国・日本。しかし、財政赤字や少子高齢…
- 第2回 日本と何が違う?海外の薬剤師事情
前回は、日本の薬剤師事情をお伝えしました。今回は海外の薬剤師事情について、海外では薬剤師はどのような扱いを受け、どのくらいのお給料を貰っているのかを杉林博士にお伺いします。 ――アメリカの職業調査では、薬剤師はもっとも信…
- 第1回 これから薬剤師を目指す人も現役の薬剤師も 知っておくべき日本の薬剤師事情
2012年春―。晴れて8,641人の6年制薬剤師が誕生。いよいよプロの薬剤師として社会に巣立った。2年間卒業生がなかったことから今年は薬剤師の売り手市場だ。しかし、今後は買い手市場に変わっていくだろうとも言われている。 …
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