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薬剤師が調剤薬局に転職する際の年収アップ要件とアピールすべきポイント
インターネットで調べ物をしていると、薬剤師の転職広告があちこちに…
本当に多いとおもいませんか?
【 調剤薬局 年収700万!! 】
…え!?
こんな広告を毎日見ていると、
「本当なのかな?」
「案外仕事内容がハードなんじゃないのかな?」
「薬剤師の逃げていく薬局なのかな?」
と疑心暗鬼な気持ちが生まれつつも、どこかで羨ましい気持ちになるものですよね。
薬剤師の転職時に年収アップするためのコツなど、あるのでしょうか?
今回はこのあたりについて、ちょっと考えてみたいと思います。
高学歴・資格などは、薬剤師の転職時に年収アップの要件となるのか
薬剤師の転職で年収をアップさせるための要件を考えたとき、
- 高学歴
- 大学院を卒業している
- 経歴がいい
- 専門的な資格を持っている
- 転職を繰り返していない
- 過去に実績があり (管理者・マネージャー)、仕事の分野で能力が高い
この6つが挙がるのではないかと思います。
さて、この中で実際に調剤薬局に転職する際に、給料がアップする要件はどれでしょうか・・・??
紹介会社のコンサルタントに話を聞いたところ、実は…
調剤薬局の場合、1~6の要件は、さほど給料アップにつながらないと言われているんです!
「勉強ができること」「真面目に勤務すること」などはその人の強みですし、素晴らしいことではあるんですが、一般的な調剤薬局では違う側面が求められているようなんですね。
調剤薬局で本当に求められている人材とは?
調剤薬局は医療提供機関ですが、同時にサービス業の機能も持ち合わせています。
当然、調剤薬局の求人において、薬局側が採用したい人材は調剤マシーンのような人ではありません。
調剤薬局で本当に求められている人材とは、調剤業務全般が正確に、滞りなく行えることは最低ラインで、
- 患者さんに安心感を与えられる笑顔や雰囲気
- 丁寧な対応
- 身だしなみがきちんとしている
- 正しい言葉使いができる
- 患者さんとのコミュニケーションが上手
上記1~5のような、人間関係を良好に築けるかどうかがプラスの要件として重要視されます。
また、それ以上の給料アップを望むならば、会社の状態や今後の発展についてまで考えられる気持ちや意欲があることが必要になってきます。
高学歴、資格などよりも、上記のような側面の方が給料アップのためには大切なのです。
給料アップを目指すために、面接時にアピールすべきポイント
給料アップを目指したいなら、「自分さえよければいい」という発想から「患者さんのため、会社のため、周りの同僚のために」という心のゆとりを持って転職活動を行うことをオススメします。
具体的には、以下のようなポイントは面接時にアピールすべきです。
- 患者さんとのコミュニケーションが好き!
- 会社が経済的に潤うように1枚1枚の処方箋を大切に考えている!
- 周りの薬剤師や事務員との人間関係が円満!
- 店舗全体の空気や、会社の方針を読むのが得意!
こんな感じで、経営者目線でアピールができるといいでしょう。
1~4をアピールすべき理由は以下のとおりです。
1. 「患者さんとのコミュニケーションが好き!」をアピールすべき理由
人が集まる場所では、基本的には、すべてコミュニケーションが必要とされます。
調剤薬局は全国に今は5万軒以上あるといわれています。みなさんの街にも、商店街で少し歩くとと何軒も調剤薬局を見かけというのは珍しいことではなくなりました。
患者さんは、黙っていても見るところは見ています。
そして当り前のように、「あそこの薬局は、感じがいい」「こちらの薬局は感じが悪い」などの口コミや評判で、患者さんは動くのです。
選ばれる薬剤師となるためのコツは、患者さんのニーズに合わせて臨機応変に対応をコントロールすることができるようになることです。
お急ぎの患者さんには、必要なことを的確に素早くお伝えできること。
薬の相談を希望されている患者さんには、納得がいくまで丁寧に説明してあげること。
このように”サービスのさじ加減”ができることが、患者さんからの印象を左右します。
2. 「会社が経済的に潤うように1枚1枚の処方箋を大切に考えている!」をアピールすべき理由
面の処方箋にもしっかり対応できるといいでしょう。多くの薬局の中からせっかく選んで来局してくれた患者さんに対して「その薬、ありません」の一言で事務的に門前払いしたりしてはいけませんね。
近隣の薬局へ在庫の確認をして探したり、発注を急いでかけたり、不足分はお届けしたり、どんな形であれ患者さんへ誠意を見せられることは大切なポイントです。
3. 「周りの薬剤師や事務員との人間関係が円満!」をアピールすべき理由
人間関係を円満にできる人はどの組織でも重宝されます。
人間誰しも相性がありますので完璧にうまく立ち回れるようにできませんが、どこに行ってもトラブルメーカーになってしまう人は要注意です。
会社側としては、曲者を雇用しないように慎重になります。理由は、トラブルメーカーを中心に異動の手配ばかりすることになり、事実上とても手間がかかるからです。
反対に人間関係の懐柔が上手にできる薬剤師は出世コースにのるとも言われています。
4. 「店舗全体の空気や、会社の方針を読むのが得意!」をアピールすべき理由
空気を読める人はとても大切にされます。
患者さんだけでなく従業員も人間。調剤薬局は、人間相手の仕事が中心です。
人それぞれ、バイオリズムもありますし体調もあります。
「いつもと雰囲気が違う」とか「なんだか体調が悪そうだ…」、そう感じることができたら自分なりに相手に気を配ることができるといいですね。
管理者の場合は、不調の薬剤師を投薬担当に回さないように配慮してピッキングだけの担当にできるようになると、局内のバランスが取れるようになります。
困った時はお互い様!このように日頃から助け合える環境を作り上げましょう。
特に、会社の方針が変更された時の反応にも気を配ることができるようになると、なお印象はよくなるでしょう。
コロコロと数か月毎に方針を打ち上げては白紙になるパターンは組織として機能していないようにも思えますが、診療報酬の改訂時など、社運をかけて取り組むために打ち出される方針は、トップも真剣なものです。
まずは、自分たちの組織のトップを信じ、その方針を支援していけるといいでしょう。
現場で努力したけれど成果が上がらない場合もあります、でも必ずその努力を冷静に見ていてくれる周りの目はあるものです。
「手間が増えるからやらない!」「会社の言いなりは嫌!」など、あからさまな反抗的な態度では、給料アップには程遠いでしょう。
おわりに
あなたのアピールポイントはいくつありましたか?
アピールポイントがたくさんあればあるほど、収入アップの交渉はしやすいものです。
給料アップを狙う背景は個人的な理由であってもいいんです。ポイントを押さえて転職活動ができたらいいですね!
自分で年収交渉する自信のない方は、転職時には複数の紹介会社に登録して、相性のよいコンサルタントを探しましょう。あなたのアピールポイントを客観的にアドバイスしてくれるはずですよ。
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