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  4. 薬剤師が今よりも年収アップ・好条件で働くために知っておいてほしいこと

薬剤師が今よりも年収アップ・好条件で働くために知っておいてほしいこと

今の職場でも、特に不満はない。でも…

「もし、今より高い年収で良い条件の勤務先があったら、新しい職場に挑戦してみたい」

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そんな風に思っている薬剤師さんはいませんか。

今回は、薬剤師が今よりも年収アップ・好条件で働くために知っておいてほしいことを紹介していきます。

そもそも 好条件の薬剤師求人とは、どのような仕事なのか

薬剤師の仕事として代表的な職場の平均年収は次の通りです。

  • 調剤薬局: 約400~650万円
  • 病院: 約300~650万円
  • ドラッグストア: 約400~700万円

※薬剤師の職種別・年代別の平均年収については「薬剤師の平均年収ってどれくらい?」をご覧ください。

調剤薬局やドラッグストアの場合は、管理薬剤師や店長などの管理職になったり、地方都市での勤務だと、さらに高年収を望める場合もあるようです。

しかし、薬剤師の仕事の中には、管理職になることや地方勤務をするといった条件なしで、平均以上に良い条件の仕事もあります。

どんな職場があるのか、実際の薬剤師求人を見てみましょう。

 

1. 土日休みで年収800万も可の調剤薬局 求人(大田区)

全国に店舗を展開している調剤薬局。しかも転勤は無し。
住み慣れた町で、腰を落ち着けて働きたい人にぴったりです。
車通勤も可なので、小さなお子さんがいる方は雨の日の保育園・幼稚園の送迎があっても便利ですね。

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※参照:薬キャリ

 

2. 30歳で年収500万以上。ワークライフバランスを大切にできる駅チカ調剤薬局の求人(江戸川区)

残業にならないようなシフト体制がしっかりと組まれています。さらに、産前産後休暇の取得率は100%! ワークライフバランスを重視する人に最適な職場といえます。

駅から徒歩1分の駅チカ薬局なので、通勤にも便利です。

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※参照: マイナビ薬剤師

 

3. 年収650万円も可。希少な漢方取扱い薬局の求人(中央区)

東洋医学を勉強してきたけど、これまでなかなか活かす機会がなかったという薬剤師さんが知識を存分に活かせる職場です。

年収は650万円も可なので、給与の条件、仕事のやりがいともに充実させることができそうですね。

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※参照: ジョブデポ薬剤師

 

好条件の職場を勝ち取るためには必須! 薬剤師の5つの能力とは?

どの求人も、気になります!

しかし、薬剤師は売り手市場であるとはいえ、やはり好条件の薬剤師求人には多くの応募が寄せられます。

理想の職場で働くためには、激しい競争を勝ち抜き、企業に選んでもらうことが大切なのです。

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そのためには、どうしたらいいのでしょうか。

次に、これからの時代に選ばれる薬剤師に欠かせない5つの能力をみてみましょう。

 

1. 専門知識

専門知識は副作用の早期発見や飲み合わせの確認などに欠かせません。
専門知識は多ければ多いほど、患者さんの健康を守るために役立ちます。

2. ホスピタリティ力

患者さんのなかには、病院では言いづらいことでも、薬局では本音を漏らす方がいます。
患者さんが話しやすい、居心地の良い環境づくりを心がけることも薬剤師には欠かせません。

3. カウンセリング力

薬局で患者さんが相談してくることは医薬品のことだけではなく、普段の暮らしにおける運動や食事などの生活習慣に至るまで非常に多岐にわたります。

“町の薬箱”ではたらく医療従事者として、薬剤師には患者さんが訴える悩みや問題点を抽出し、適切に回答するカウンセリング力が必要になります。

4. 観察力

歩いたり動いたりすることが不自由そうな患者さんがいたら、そばに行ってお話を伺う。
投薬中の患者さんの表情から、なにか問題や悩みを抱えていそうだったらそれを聞き出す。

薬剤師には患者さんの様子を観察し、そこから問題点を見つけ出す観察力も欠かせません。

5. コミュニケーション力

これからの薬剤師は薬局内で患者さまの対応をするだけではなく、在宅医療にも広くかかわっていくことが求められていることから、多職種連携が必要な場面が増えることが予想されます。

そのため、これまで以上に高度なコミュニケーション能力が求められます。

 

これらの能力を高めることを意識していくことが、好条件の職場に選ばれる薬剤師となっていくことにつながります。

 

さほど職場に問題がなければ 薬剤師は同じ職場で働き続けるべき?

選ばれる薬剤師に欠かせない5つの能力は分かりました。

とはいえ、「いきなり転職!」ではなく、まずは今の職場で年収アップを考えたいところですよね。

事実、現在の職場がさほど居心地が悪くなく、給与や勤務条件も妥協できる場合、いくら良い条件の就職先があっても転職をためらう薬剤師さんは多いです。

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次に、これからも同じ職場で働き続けたほうが良いのか、それとも新しい職場に転職したほうが良いのかを比較するために「同じ職場で働き続けることのメリットとデメリット」を挙げ、考えてみたいと思います。

 

同じ職場で働き続ける《薬剤師のメリット》

1. 責任のある仕事を任されるチャンスが回ってくる

長く勤務していると、その働きぶりが認められて管理薬剤師エリアマネージャーなどの責任ある仕事を任せてもらえる機会が増えます。

2. 年収や勤務条件が良くなってくる

勤務年数が長くなれば、日本の場合は徐々に昇給していきますし、有給休暇やリフレッシュ休暇などの福利厚生の条件も手厚くなってきます。

さらに長年の経験を評価され、管理薬剤師やエリアマネージャーなど責任のある立場や役職につけば大幅な年収アップも見込めます。

3. 安定した雇用、安定した収入

薬剤師として正社員で働いていれば、基本的には金銭的な不安がなく安定した生活が保障されているハズです。

近い将来、結婚や出産、住宅の購入、子供の教育費による出費などがある場合、これは大きなメリットといえます。

 

同じ職場で働き続ける《薬剤師のデメリット》

1. モチベーションの維持が難しい

同じ職場で長く働き続けていると、仕事がマンネリ化してしまい仕事に対するモチベーションが低下してしまうことがあります。

さらには、新しいことを学び取ろうとする向上心すら失われてしまうことも…

2. 今現在身についているスキルや知識がほかの職場で通用しない可能性

同じ職場で働き続け、その会社のやり方に慣れてしまうと「このやり方が正しい」と凝り固まった考えになりがちです。

何らかの理由で転職をしなければならなくなったとき、そのやり方では他社には通用しない可能性があります。

3. 年次昇給より転職のほうが年収アップにつながることも

あなた自身に市場価値がある場合、年次昇給を待つより転職をしたほうが手っ取り早く高年収を得られる場合があります。

同じ職場で働き続けていると、せっかくの自分の市場価値を見落としてしまい、せっかくの年収アップのチャンスをふいにしてしまうことも考えられます。

 

薬剤師としての自分の市場価値の調べ方

さほど不安はなく 同じ職場で働き続けている薬剤師さんであっても、

自分磨きを続けて付加価値をつける努力をしているのに、今の職場で年収アップは見込めそうにない…自分には現在の年収分の価値しかないの?これ以上何をどうすればいいのだろうか?

時には、こんな気持ちになって、モチベーションが下がってしまう事もあるかもしれませんね。

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そんなときには、市場での自分の価値を客観的に評価してもらってはいかがでしょうか。

 

自分の適性年収は【転職支援サイト】が教えてくれる

自分の市場価値(適正年収)を調べるには、転職支援サイトに登録するという方法があります。

転職支援サイトに登録し、これまでの経験、職歴、保有している資格などをキャリアコンサルトに伝えると、適正な年収を提示してくれるだけではなく、あなたのキャリアアップに役立つ職場も複数ピックアップし紹介してくれます

その中で自分の希望にピッタリの職場があれば、転職に踏み切っても良いですし、もし見つからなかったとしても、転職支援サイトに登録しておくことで、あなたに合った求人が見つかり次第、次々にオファーしてくれます。

登録会社によっては、たびたび電話してくるところも…

しつこく電話されることに対して不安な薬剤師さんは、キャリアコンサルトとのやりとりの始めに”連絡方法はなるべくメールで”と伝えておけば、その後しつこく電話をかけてくることはないはずですよ。(そうではない紹介会社もありますが)

※ ファーマシストライフ -薬剤師の転職相談所-では 転職サイトを利用したことがある薬剤師50人以上に聞いた!転職サイトランキングもまとめてますので、ぜひ転職サイト選びの参考にしてくださいね。

 

年収アップ・好条件の職場から選ばれる薬剤師になるためにすべきこと

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自分が理想とする条件の職場から「ぜひあなたと一緒に働きたい」「わが社に来てほしい」と言ってもらうためには、薬剤師として自分に付加価値をつけて市場価値を高めることが不可欠です。

 

今からすぐにでもプラスアルファするなら、おすすめは「かかりつけ薬剤師」

現在、薬剤師さんが自分に新たな価値を生み出すため、すぐに実践できることといえば最近注目の「かかりつけ薬剤師」の認定要件を満たす条件を整えることが挙げられます。

薬剤師さんならご存知の通り、かかりつけ薬剤師なら処方せん受付1回につき「かかりつけ薬剤師指導料」70点算定することが可能になります。

一方、かかりつけ薬剤師ではない場合は薬剤服用歴管理指導料として38点または50点しか算定できません

自分に「かかりつけ薬剤師」という付加価値があれば、そうではない人に比べて、1回の処方せん受付で勤務先の薬局に対し、20点~32点の利益をもたらすことができるのです。

自分が薬局の経営者だったらどうでしょう。複数の求職者がいて、人柄も職歴も同じくらいの人がいたら、「かかりつけ薬剤師」として勤務してくれる可能性のある人を選ぶのではないでしょうか。

もし今からすぐにでも自分の付加価値をあげたいと考えているのなら、「かかりつけ薬剤師」の認定要件を満たすための準備を進めるのはオススメです。

 

かかりつけ薬剤師になるための要件として、

  1. 施設基準の届出時点において、保険薬剤師として3年以上の薬局勤務経験があること
  2. 当該保険薬局に週32時間以上勤務していること
  3. 薬剤師認定制度認証機構が認証している研修認定制度等の研修認定を取得していること

などの条件がありますが、1と2は勤務してからの話。

まずは3の「認定薬剤師」になることを目指してみると良いのではないでしょうか。

 

※参照:

 

おわりに

今の職場よりも、もっと好条件の職場で働くための方法を紹介してきました。

現在の職場で長く働いている方は、せっかくの自分の市場価値を見落とされてしまっているかもしれません。

「このままでいいのかな?」と思ったときには、ぜひ自分の市場価値を調べてみてください。

社会における薬剤師としての自分の本当の価値を正当に評価し、活かしてくれる職場が見つかれば、今まで以上に意欲的に仕事に取り組んでいけそうですよね!

まずは、自分の能力を存分に発揮できる好条件の職場を見つけるために、一歩を踏み出してみませんか。

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管理人について

現役薬剤師・エリコ

都内の調剤薬局に勤務中。

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