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薬剤師の年収 4つの現状について
2006年、薬学教育がそれまでの4年制から6年制に変わりました。これにより、薬剤師になるには医師と同じく6年間もの時間とお金をかけなければならず、その割にいざ社会人になってみると、医師に比べて年収はかなり安くなってしまいます。
しかも、病院薬剤師の年収は調剤薬局やドラッグストアに比べて安い一方で、外資系企業に勤める薬剤師の年収は2倍近くになると言われています。また、正社員より派遣薬剤師のほうが年収は高いという声も聞きます。
今回はその辺もあわせて薬剤師の年収の現状について調べてみました。
薬剤師の年収について 4つの現状
1. ドラッグストアなら店長クラスになれば年収700万円を超えることも
ドラッグストアは会社の規模にもよりますが400~600万円前後。
厚生労働省の統計による全体の平均年収が533万円に達するのは早ければ30後半、40歳を超えると560万円近くになると言われています。また、店長クラスになれば年収が700万円を超える薬剤師もいるようです。
調剤薬局の場合は都心よりも地方に行くほど、薬剤師不足から年収が高くなる傾向があります。それでもドラッグストアよりも安く、初任給で25万円前後、年収にするとボーナス込みで400~500万円前後。全体の平均年収533万円に手が届くのは、40歳~50歳近くになってから。
2. 病院薬剤師でも夜勤専門や肩書がつけば年収は高くなる
一方、病院薬剤師の場合は調剤薬局よりもさらに低く、380~530万円前後。全体の平均年収に手が届くのは50歳になってからという薬剤師が多いようです。
では、なぜ病院薬剤師は年収が低いのでしょうか?
新卒の場合、相場は300~350万円。月給にして20~25万円です。大学病院の場合、公務員に準じますので生涯年収という点では、民間の病院より高くなるものの、初任給は民間よりもさらに安くなります。
年収が低い理由は、調剤薬局やドラッグストアなどに比べ、比較的若い世代の薬剤師が多いからだと言われています。ですので、同じ病院薬剤師でも夜勤専門となれば年収も多く、月額にすると40万円以上もらう人もいるようです。また、薬局部長、医局長などの肩書きがつくと年収も高くなります。
3. 外資系企業の営業職は能力主義だから年収も高め
では、薬剤師で800万円以上の年収を稼げるのは?
全てではありませんが、製薬会社の営業職ならば年収800万円も夢ではありません。特に日本の企業よりは外資系企業のほうが高い傾向にあり、中には年収1,000万円以上という人も少なくないようです。
でも、どうして外資系企業はそんなに年収が良いのでしょうか?
その理由のひとつは、外資系の営業職は完全なる能力主義の企業が多いから。努力して成果を上げれば、その見返りとして収入や待遇に反映されます。福利厚生も日本企業より手厚く、中には1週間に4日勤務の企業もあるようです。
ただし、外資系企業の場合、そのほとんどは英語必須となっていますので、英語が話せないことには高収入を得られる可能性はないと言っていいでしょう。
4. 正社員よりも年収が高くなる派遣薬剤師って?!
ここまでの結論は、年収だけで判断するなら、薬局や病院、ドラッグストアよりも製薬メーカーで、しかも外資系企業がおススメ!ということになります。
「そうは言っても、やっぱり薬局や病院で働きたいなぁ・・・」もし、そんな風に思っている人がいたら、正社員ではなく派遣薬剤師として働く方法がいいかもしれません。ネット等でもよく、「派遣薬剤師のほうが正社員より月給が高いよ」といった声をよく聞きます。
では、実際にどのくらい高くなるのでしょうか?
正社員の平均年収が533万円に対し、派遣薬剤師の場合600~700万円近くもらっている人が多いのです。月給にして50~60万円。外資系企業には手が届きませんが、ドラッグストアよりも給料が高くなるケースが多いようです。
また、結婚して家事や子育てを優先したい女性薬剤師であれば、フルタイムではなくパートやアルバイトとして働くとしても、派遣薬剤師なら時給は相場よりも高く3,000~3,500円前後はもらえます。
おわりに
もちろん、それぞれの職種・職場によってメリット・デメリットはありますので、ここでご紹介した年収だけでは判断はできませんが、「どうせ働くなら収入を増やしたい」と考えているのなら、転職サイトのキャリアコンサルタントなどに一度相談してみるのもいいかもしれませんね。
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