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  5. ついに1000店舗突破!【サンドラッグ】の評判を徹底検証

ついに1000店舗突破!【サンドラッグ】の評判を徹底検証

2015年10月をもって1000店舗を達成した大手ドラッグストアのサンドラッグ。お馴染みの赤い看板を一度は見たことがあるのではないでしょうか。

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※参照:サンドラッグ

そんなサンドラッグにはどのような特徴があり、そこで働いたことのある薬剤師からの評判は実際のところ、どうなのでしょう。

後半では、口コミ投稿からの意見を客観的に検証すると共に、サンドラッグで現在働かれている先輩薬剤師のエピソードも紹介していきますよ。

 

サンドラッグの4つの特徴

1. 全国に展開する大手ドラッグストア

1965年に設立以来、現在店舗数はグループ会社を含めると1000店舗を超え、2017年3月には売上5,283億、経常利益は348億と業界トップクラス。過去10年間で売上高・経常利益とも約3倍に成長しながら、安定した経営基盤があります。

サンドラッグの経営の根本にあるのが、「すべてはお客様のためにある」という顧客重視の哲学であり、人々の“常に健康で美しくありたい”という変わらぬ願いを実現するために、創業以来「安心・信頼・便利」をモットーとして展開してきました。

 

2. 業界唯一の「1店舗2ライン制」

ドラッグストアには、異なるふたつの仕事があります。それは、「医薬品業務部門」と「店舗経営部門」です。

医薬品業務部門の仕事

売上や利益にとらわれない立場で、人の健康や生命に直接影響を与える医薬品に関わり、調剤業務やOTCカウンセリングに薬学の専門性を発揮します。

店舗経営部門の仕事

企業として利益を確保し、さらなる成長を目指すために、売上や利益などの経営効率を徹底的に追及する経営の専門性を発揮します。

 

それぞれの仕事で求められる能力が違うのは当然のこと。

この相反する2つの専門性を最大限発揮するシステムがサンドラッグ独自の「1店舗2ライン制」です。

店舗で働くスタッフを調剤・OTCカウンセリングスタッフと店舗運営スタッフのふたつに分け、専門業務を分担して対応しているため、互いの専門性を存分に発揮できます。

 

3. 業界トップクラスの優れた教育システム「入社15年教育カリキュラム」

“人材”を育成する「入社15年教育カリキュラム」です。

これはコースごとにどのようにキャリアアップしていくのか入社前に分かるカリキュラムで、サンドラッググループでは「OTC+調剤併設型かかりつけ薬局」等で活躍できる薬剤師を育成するために、4つの教育コースが用意されています。

以下のいずれかのコースを選択することにより、専門性の高い薬剤師を目指すことができます。

  1. 調剤研修→OTC研修からOTC+調剤併設型かかりつけ薬局等で活躍するコース
  2. OTC研修→調剤研修からOTC+調剤併設型かかりつけ薬局等で活躍するコース
  3. 調剤専門薬局”サンドラッグファーマシーズ”に所属し、そのまま調剤を極めるコース
    (将来的に調剤指導者としての活躍を目指す)
  4. OTC研修からスタートし、そのままOTCを極めるコース
    (将来的にOTCカウンセリング販売店長としての活躍を目指す)

2005年春に全面改築され、機能と設備が一段と整った研修センター。連日、教育進度ごとにクラス分けされた集合教育が、オリジナルテキストを用いて行われています。

 

4. 時代が求める調剤薬局併設店の推進

超高齢化社会が進み、健康に対する関心が高まる中で、ドラッグストアには商品の販売だけでなく「生活者のホームドクター」として地域のお客様の身近な存在となって、総合的な健康管理を行うことが求められています。

サンドラッグでは、OTCと調剤の両面で知識と技術を持った薬剤師を育て上げ、専門性の高い地域のかかりつけ薬局としての店舗作りを推進しています

そのため調剤薬局併設店では、OTCまでを含めた個人の薬歴を一括管理し、薬の飲み合わせのチェック、丁寧な服薬指導を心がけています。

 

実際にサンドラッグで働いたことのある薬剤師の口コミを検証!

3社の口コミサイトを徹底分析!仕事内容・環境、教育・キャリア、労働時間・休暇、給与・待遇、女性の働きやすさについて、口コミからわかるサンドラッグの実態をまとめてみました。

今回の検証にあたってチェックした口コミサイトはこちらです。

  • Vorkers
  • キャリコネ
  • カイシャの評判

 

ここでは、【OTC部門】・【調剤部門】の2つに分けて検証していきましょう。

仕事内容・環境について

OTC、調剤で薬剤師の仕事は大きく変わる

【OTC部門】は、勤務地や環境にもよるようですが、勤務時間が不規則で、品出しや補充など肉体労働があるため女性や体力のない人にはキツイとの声が多いようです。

自社製品の販売に力を入れていて、ノルマはないようですが、やった分だけ評価されるため、売り上げを伸ばすことにやりがいを感じられるという声も寄せられていますね。

【調剤部門】では、通常の業務以外に保険関連やレセプトなど他の企業では事務の方が行う業務も薬剤師がこなすようです。

そのため他企業よりも勉強になる部分は多く、自立できるようになるそうですが、大体の店舗で残業はあると思っておいた方がいいかもしれません。

 

教育・キャリアについて

2部門ともに未経験からキャリアまでしっかり教育が受けられるシステム

2部門とも共通しているのが階級ごとにある月1回の”集合知識研修”。階級を重ねるごとに知識の幅は広がるようです。

問題となるのが研修は休日扱いということ。そのため、給与が発生しないこと。そのためモチベーションにつながらない方もいるそうです。

ただし、向上心を持って、知識、販売力などを磨いていけば、早くに出世の道も切り開けるようですよ。

 

労働時間・休暇について

店舗や雇用形態によって休暇の取りやすさは異なる

【OTC部門】では拘束時間が10時間を超えることがあるようで、女性や体力のない人にはキツイとの声がちらほら…。

しかし、その分休みは増えるようです。土日休みは取りづらいものの、希望すれば連休も可能で、融通は利くようです。

薬剤師は時給が高く、残業してしまうとコストがかかるため、基本的に残業はあまり無いらしいのですが、忙しい店舗ではそれでも頼まれることはあるようです。

【調剤部門】では店舗によって休日が違うようですが、土日休みの店舗もあるそうです。また、業務が多く、残業は大体の店舗であるらしいので、そのあたりは心得ておいた方が良さそうですね。

 

給与・待遇について

給与は業界でもトップクラス、福利厚生もしっかりしているよう

業界の中でも薬剤師手当が充実しているため、満足しているという声が多いです。

給与は調剤に比べOTCの方が元々高いようですが、サンドラッグの【調剤部門】は残業が多いため結果的に高くなる場合があるようです。

住宅補助も良いという意見もある中、借り上げ住宅に住む場合は負担されますが自分で住宅を選びたい場合、補助はないようです。

その点はしっかり考えた上で選ぶべきでしょう。

 

女性の働きやすさについて

育休、産休は取りやすい環境

”復職フォロー制度”と呼ばれる、休職から復帰後も同じ役職を保障してくれる制度があるらしいです。この制度を利用し、出産・育児休暇を取得する女性社員が増えているようです。

また時短勤務も可能らしく、女性が働きやすい環境も整ってきているのではないでしょうか。

 

さらに今回は、サンドラッグで今現在、働かれている薬剤師さんにも直接お話しを聞くことが出来たのでご紹介しておきます。

現在サンドラッグで働いている薬剤師の体験談

サンドラッグ OTC+調剤併設型かかりつけ薬局勤務(東京都 20代 男性)

OTCスタート2年目の薬剤師です。現在東京都の郊外店で働いています。
ドラッグストア業界の中でも、サンドラッグは薬剤師として働くには非常に良い会社だと感じながら仕事できています。

自分が成長できているのも毎月の知識研修のおかげだと感じています。
研修は薬の知識だけでなく、いかにお客様の悩みを解決できるかに重点を置いているので、薬以外にも普段の生活の中で出来る養生法など様々な知識が身につき、しっかり受け続ければ接客のレベルはどんどん高くなります。

私は日々、2つの事にやりがいを感じながら仕事をしています。

・1つ目は健康な方から病気の方まで様々な方と接客をし、お客様の悩みを解決に導くことで感謝の言葉を頂けることです。

1年目の時、以前にお薬をご紹介したお客様から、その後わざわざご来店していただき、『あなたの勧めてくれた薬効いたわよ。ありがとう。』と初めて言われた時は、今まで味わったことのない嬉しさを感じました。

・2つ目は自社製品の売り上げを伸ばし、評価されること

自社製品は他の一般薬より内容が優れていることが多いので、積極的に声掛けをしてオススメしたり、売り場をいじったりしています。接客や売り場管理に時間を当てたいので、普段の決められた雑務は優先順位を決めて効率良く終わらせています。また直属の上司が数字を含め、頑張りを見ていてくれるのでやりがいに繋がります。

その他、給与に関していえば、業界では結構高い方なので満足しています

休暇は店舗によりますが、自分以外にパート薬剤師の方がいる店舗だと土日休みも取りやすくなります。

労働時間は女性や体力に自信のない方は、上司に相談すれば長時間勤務のシフトを少なくしてくれたり、融通は利く方だと思いますよ。

女性でも勤務しやすい環境のように思えますね!

 

それでは、現在(2015年12月)募集をしているサンドラッグの求人を一緒にみてみましょう。

サンドラッグの実際の薬剤師求人の内容をチェック!

1. 株式会社サンドラッグファーマシーズ 調剤専門薬局の求人(東京都府中市)

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年収430万スタートの高収入求人がありました!ただし、”調剤専門薬局”なので、口コミ分析にあったように、しっかり休めるけれど残業はあるということは肝に銘じておいた方が良さそうですね。
ただし、集合教育や復職フォロー研修もちゃんとあるようですので、未経験・ブランクありでも、安心して働けそうです。

※参照:薬キャリ

 

2. 株式会社サンドラッグ 調剤部門の求人(岐阜県岐阜市)

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こちらは株式会社サンドラッグの求人です。ということは「OTC+調剤併設型かかりつけ薬局」の調剤部門の求人ということになります。

都内の求人ではないからなのか、年収モデルは24歳で470万円以上と高めに設定してありますね。

若いうちに高年収を狙う薬剤師さんにはオススメの求人でしょう。

※参照: マイナビ薬剤師

 

3. おまけ: ジョブデポ薬剤師

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ジョブデポ薬剤師の場合公開求人は見つかりませんでしたが、大手優良企業の紹介ページがあり、そこで株式会社サンドラッグが紹介されていました。どうやら非公開求人としてはあるようですね。

※参照: ジョブデポ薬剤師

 

サンドラッグの特徴と評判のまとめ

  • 全国展開する大手ドラッグストアチェーン
  • 優れた教育システムで地域の方々のホームドクターとなれる薬剤師を育てる
  • 1店舗2ライン制という独自のシステムで薬剤師の専門性を充分発揮できる
  • 調剤、OTCにそれぞれ特徴があり、希望すればどちらも学ぶことができる
  • 店舗や雇用形態によって1日の労働時間や休暇の取りやすさは異なる
  • 給料は高めで福利厚生も充実している
  • 産休、育休休暇は取りやすい

ここまでなるべく客観的に、偏った情報にならないように口コミをまとめてきたつもりですが、口コミは100%正しい情報とは限りません。最新の状況は口コミ当時から変わっていることもあるでしょう。

この記事から気になった点がありましたら、転職サイトを利用する際や、実際の面接の際に確認してみましょう。

サンドラッグはあくまで『クスリ屋』ということで、郊外店では入り口を入ると必ず医薬品コーナーからスタートしているそうよ。
機会があれば確認してみては?
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