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あなたは大丈夫?薬剤師の「うつ病」~セルフチェックと対策~
最近、気分が落ち込んだり、からだが重く感じたりすることはありますか?
それはもしかして「うつ病」かも・・・。早速ですが、あなたの心の状態をセルフチェックしてみましょう。
目次
薬剤師のための「うつ病」セルフチェック
ここ2週間を振り返ってみて、以下の設問で該当する項目があるかチェックしてみてください。
- 一日中憂鬱な気分が続いている
- 何に対しても興味や喜びが持てない
- 疲れがとれずやる気が起きない
- 集中力や注意力が低下している
- 食欲が低下、または増加している
- 夜寝つけない、夜中に目が覚めてしまう
- 朝早くに目が覚めてしまう、寝すぎてしまう
- 自信が持てない、自分には価値がないと感じる
- 自分が悪い、自分の責任だと罪の意識を感じる
- 将来に希望が持てない、悲観的な気持ちになる
- 自殺を考えたことがある
いかがでしたか?
1~3の設問で2項目以上、4~11の設問で2項目以上該当するようなら、うつ病の可能性があります。
薬剤師は仕事上、多くのストレスを抱えている!
スギ薬局が行った調査結果によると、現役薬剤師の約80%が「仕事の負担が大きすぎる」ことや「職場の人間関係」などにより、ストレスを感じていると答えています。
さらに、そのうちの約30%が「ストレスを大いに感じている」と答えているそうです。
※参考: 薬剤師のストレス調査 (スギ薬局調べ)
それでは、具体的にどのような”仕事内容”やどういう人たちとの”人間関係”にストレスを感じているのでしょうか?
薬剤師の職場事情についても触れながら説明していきたいと思います。
薬剤師が受けるストレスの原因とは?
同じ薬剤師という資格を持って仕事をしていても、病院なのか調剤薬局なのか、製薬会社の開発者なのかと、仕事内容や働く環境によりストレスを受ける原因は異なります。もちろん、そこには個人差もあります。
例えば、調剤薬局の場合、一日中調剤室にいて、同僚や上司などの限られた人と過ごすことにストレスを感じている人が多くいます。
病棟薬剤師であれば重度の患者さんとの対応に神経をすり減らすこともあります。
小さな病院の場合は、院長やベテラン看護師との折り合いが悪くなることでストレスを感じることがあります。
また、企業で働くMRであれば、薬剤師であってもノルマが重くのしかかることがありますし、新薬開発者であれば、そのプレッシャーから大きなストレスを感じることもあります。
そもそも、どのような職場・職種であっても、患者さんの命に関わる薬剤師という仕事は責任も重く、ストレスを感じることがあります。
ストレスが続くと、うつ病へと深刻化する可能性があります。
「うつ病」にならないための対策
それではうつ病にならないためには、どうしたらいいでしょうか。
厚生労働省では、うつ病を防ぐための対策を呼び掛けています。
- ストレスに気をつける
上記のセルフチェックの症状以外にも、約束を守れなくなる、身だしなみがだらしなくなるといった変化に早期に察知し、必要に応じて軽減を図ることは、うつ病の予防面でもたいへん重要であると述べています。ときどき自分自身の生活を振り返ってみる時間を持つようにしましょう。
- 仕事のストレスの軽減を図る
仕事時間と休養とのメリハリをつけて、効果的なリフレッシュを図ることなどがあげられています。また、目の前の仕事を上手に周囲の人に頼む、あるいは依頼された仕事をうまく断る術を身につけることも時として必要なようです。職場で話し合いや調整をすることによって、事態が改善すると思われることについては、具体的な提案を出してみることをお勧めしています。
※ うつ病を防ぐ|こころの耳 (厚生労働省)
「私、うつ病かな?」と感じたら・・・
「私、うつ病かな?」と感じたら、なるべく早めに専門医に診てもらうことが大切です。
前述した厚生労働省でも、ひとりで悩んだり考え抜いたりすることは、自己成長につながることもあるが、仕事や生活面にひどい影響が出てしまってからでは、症状の改善にも時間がかかると言っています。
また、同じ職場内で、セルフチェックで挙げたような症状を抱えている薬剤師がいたら、アドバイスをするのではなく、辛い気持ちや苦しみを受け止めて、そっと見守ってあげてください。無理に気分転換を勧めると、逆に追い込んでしまう可能性もありますので、とりあえず話をじっくりと聞いてあげましょう。
※ 専門相談機関・相談窓口|こころの耳 (厚生労働省)
まとめ
うつ病は非常にデリケートな問題です。この場ですべてをお伝えするのは難しいのですが、回復したように見えて、またうつ状態に戻ることもありますし、放置しておけば慢性的に長引くこともよくあります。
ただ、心配しないで欲しいのは、うつ病は回復する病気だということです。あなたが、うつ病が原因で休職や退職をしても仕事は再開できることを、頭の片隅に入れておいてくださいね。
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