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性腺についての代表的な治療薬・作用

性腺についての代表的な治療薬・作用

性腺とは、生殖腺のことで、生殖系の一部で人間の男性なら精巣、女性なら卵巣を指します。

精巣からは、男性性器の発育と生殖器管の発達をコントロールする、アンドロゲンと言う性ホルモンが分泌されます。
又、卵巣からは女性性器の発育と生殖器管の発達をコントロールするエストロゲンと、受精卵が子宮内膜に着床する準備をしたり、乳汁の分泌を準備させる為のプロゲステロンと言う性ホルモンが分泌されます。

男子は思春期になると、アンドロゲンの分泌量が大幅に増えて、声変わりをします。
又、のどぼとけが突き出てきたり、ヒゲや体毛も濃ゆくなります。
更に、骨格や筋肉が発達して男らしい体型になっていきます。
また、性器も発育して、精巣では精子が毎日作られて、生殖機能も高まります。

一方、思春期の女子は、卵巣からエストロゲンとプロゲステロンが分泌されるようになります。
それにより、生理が始まり乳房も膨らみ始めます。
又、女性らしく全体に丸みを帯びていきます。

実は男女とも、それぞれが男性ホルモンと女性ホルモンを分泌しています。
このバランスが崩れると、女性が男性化したり、男性が女性化する場合があります。

性ホルモンは、視床下部と脳下垂体からの指令で生産・分泌されます。
この三位一体の連係プレーが何らかの原因で崩れてしまうと、様々な病状・症状が起きます。

思春期の人が性ホルモン不足や欠乏症だと第二次性徴が起きません。
成人男性や女性が性ホルモン障害なら不妊症の原因になります。
又、性ホルモンの不足により、男女とも更年期障害の症状が発生します。

最近は、男女ともホルモンの異常による病状が多く、その場合はホルモン補充療法中心の治療を行います。
ホルモンが足りなければ、そのホルモンを補充してあげると言う単純な方法です。

性ホルモンの影響で起きる病状は、更年期障害だけに留まらず、女性の場合なら乳がんや子宮がん、更に婦人病全般の疾患、内分泌疾患など多岐にわたります。

男性の場合なら、インポテンツや前立腺がん、その他ホルモン代謝に関わる様々な疾患があります。

◆性腺についての代表的な薬と作用◆

■女性ホルモン

卵胞ホルモンと黄体ホルモン製剤になりますが、飲み薬と貼り薬と塗り薬とがあります。
必要に応じて、ホルモン剤を使用します。

■男性ホルモン

男性ホルモンのなかで最も生理活性が強いテストステロンを補充するのが一般的です。

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