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肝炎・肝硬変についての代表的な治療薬・作用
肝臓は、良く聞く通り「肝心要の肝臓」と言います。
肝臓の主な働きは、タンパク質の合成、ブドウ糖や脂質の代謝、グリコーゲンなどの栄養分の貯蔵、アルコールや薬など体に有害な物質の解毒作用などです。
まさに肝心要なのですが、更に肝臓は「沈黙の臓器」とも言われています。
なぜなら静かに黙々と働き、ダメージを受けても黙って働きつづけてしまうので、病状がハッキリあわられるころには既にかなり悪化しているからです。
とても、我慢強いのですが、一旦働きが損なわれると命取りになります。
肝臓病の中の肝炎と、肝硬変についてですが、
肝炎とは、様々な原因で起こる肝臓の炎症の事を言います。
肝炎は一般的に肝炎ウイルスが感染して起こります。
(※A型、B型、C型、D型、E型の5種類)
又、肝炎には急性肝炎と、慢性肝炎があります。
更に、肝炎を放置していると肝硬変になります。
慢性肝炎の影響で肝臓にダメージが長期間あると、正常な肝組織の周辺に肝機能を失った瘢痕(はんこん)組織が生じます。
瘢痕が出来て線維化した肝組織は、肝機能に障害をもたらし、機能不全にしてしまいます。
これが肝硬変です。
肝硬変は一度発症すると元に戻ることは出来ないと言われています。
ですから、食事療法や生活習慣を改善する事により肝硬変の進行を防ぎます。
◆肝炎・肝硬変についての代表的な薬と作用◆
■抗ウイルス剤
肝炎ウィルスを不活性化するためにインターフェロンと言う抗ウイルス剤を使用します。
インターフェロンは、免疫を高め免疫抗体反応に関る働きをしてウィルスの働きを疎外します。
■肝庇護剤
グリチルリチン製剤には抗アレルギー作用、炎症の抑制、組織の修復、肝細胞膜保護作用の働きがあります。炎症を抑えることにより肝硬変の進行を止めます。
■低アルブミン血漿改善薬
血液中のアルブミンと言う、血清タンパクの減少をさせ、腹水やむくみや脳症を改善させます。
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